単身世帯の標準的な間取りは1K、家賃を抑えたいならワンルーム

一人暮らしだと、広い居住スペースは必要なないため、賃貸住宅もワンルーム、1K、1DK、1LDKの何れかの間取りの部屋を探すことになるでしょう。家賃の安さで選ぶなら、何と言ってもワンルームです。このタイプなら、東京や大阪などの大都市圏でも月5万円程度で借りられます。但し、キッチンと居室の間にドアなどの仕切りがないため、調理の時、匂いが部屋全体に漂ったり、玄関から室内が丸見えになってしまうのがデメリットです。これに対し1Kは、キッチンとの間に仕切りのあるタイプの部屋です。ワンルームのようなデメリットはありませんが、家賃は5千円から1万円くらい高くなります。一方で1Kは、単身世帯にとって最も標準的な間取りと言われ、収納スペースなどの設備が整った物件が多いのが魅力です。

広さで選ぶなら1DKや1LDK、2Kも狙い目

もっと余裕のある間取りとしては、キッチンにダイニングの付いた1DK、これにリビング付きの1LDKの物件もあります。広いだけに家賃も高く、大都市圏での1DKの相場は6万円近く、東京都区部なら6万円を軽く上回ります。1LDKとなると更に高くなり、7万円から10万円かかると思って下さい。一人暮らしの賃貸物件としては、最も高額な部類に入るでしょう。ただ築年数の古い建物の中には、専有面積の広さに比べ、家賃にお手頃感のある物件も少なくありません。 コスパの高さで探すなら、居室が2つある2Kの部屋も選択肢になり得ます。実際、2Kの家賃相場は、1DKや1LDKと比べ、全般的に低くなっているからです。2Kはキッチンが狭かったり、築年数の古い物件が多いのが難点ですが、ゲストルームや仕事部屋が欲しい人に狙い目でしょう。